クラミジアはすぐ治療しましょう|性病徹底治療ガイド

1.クラミジアとは

クラミジアは、クラミジア・トラコマチスという細菌が体内に入り、感染することで発症します。日本の性感染症(STD)の感染者数が最も多く、100万人以上が感染していると言われています。

クラミジアは感染しても男性の半分、女性の8割は症状があらわれないと言われています。症状が出ていなければ、自分の感染に気付かないうちに性行為を行い、感染を拡大してしまう危険があります。そのため近年、10代~20代の若い世代で感染者が増えている傾向にあります。

クラミジアはお風呂や温泉などの水中では長く生息することが出来ず、とても弱い細菌ですが、コンドームを使用しない性行為を繰り返していると、感染するリスクの高い性感染症です。

性感染症というと、陰部の性行為などで陰部から感染して症状があらわれると思われやすいですが、陰部とは別に口腔内から喉にも感染し、口腔内にも症状があらわれます。

性行為での感染力の強いクラミジアですが、早めの治療であれば抗生剤の内服治療だけで根治することができ、再感染のリスクはあっても再発することがないと言われています。

しかし、クラミジアの感染に気付きそのまま放置しておくと、男性では尿道炎や精巣上体炎、女性では不妊の原因になる場合もあるので注意が必要な性感染症です。

2.クラミジア症の症状

クラミジアの感染は、性器クラミジアと咽頭クラミジアの2つに大きく分けることができます。その中でも、性器クラミジアは男性と女性であらわれる症状が異なります。

男性の場合、クラミジアが尿道に感染することが多いので、尿道炎や精巣上体炎(副睾丸炎)などを発症します。症状としては、尿道からうみのような分泌液が少量出たり、排尿時の痛み、尿道のかゆみや不快感、精巣上体の腫れ、発熱や痛みがあらわれます。

女性の場合、子宮の入り口である子宮頚管に感染し、子宮頚管炎を発症します。また、子宮頚管だけでなく、クラミジアが徐々にお腹の中や骨盤に侵入していくので、様々な症状があらわれます。女性にあらわれる症状としては、おりものの増加や不正出血、下腹部痛、性行為時の痛みなどがあります。

また、咽頭(のど)に感染した時は、のどの腫れや痛み、発熱などの症状があらわれ、扁桃腺炎などを引き起こす原因になることもあります。

3.放置するとこんなリスクが

クラミジアは感染しても症状が出ないことが多いので、症状が出て気付いた時にはすでに重症化しているという場合もあります。


男性がクラミジアを発症して、放置したままにしていると、排尿時痛や排尿困難感・下腹部痛などの症状があらわれる前立腺炎を発症してしまいます。他にも、陰嚢内の精巣上体に炎症を起こし、陰嚢痛や陰嚢の腫れ・発熱・うみが出てくるなどの症状があらわれます。また、精巣上体炎は精巣上体が腫れてしまうので、男性不妊の原因になってしまう可能性もあります。


女性のクラミジア感染を放置すると、不妊や子宮外妊娠の原因になる可能性があるので注意が必要です。クラミジアは子宮の入り口である子宮頚管に感染してしまうので、卵管が閉じたり、狭くなったりして、精子が子宮にたどり着けなくなってしまうことで不妊や子宮外妊娠の原因になってしまいます。


また、女性の場合はクラミジアが体内にまで侵入してしまうので、内臓にまで炎症を起こし、骨盤内炎症性疾患を起こしてしまう場合があります。

4.クラミジアは簡単に治療できる

性器クラミジア・咽頭クラミジアに感染しても、どちらも抗生剤を内服するだけで簡単に根治することができます。


クラミジアへの感染が確認された場合、病院でクラミジアに効果を発揮してくれるマクロライド系・ニューキノロン系・テトラサイクリン系の抗生剤を1週間分処方してもらい、用法用量通り内服します。


妊娠中の方でも、有効成分がアジスロマイシンのジスロマックやアジーは使用することができるので、内服前は一度医師に診断するようにして下さい。


抗生剤を1週間内服するだけで、約9割は治療することができるといわれていますが、抗生剤の働きで完全にクラミジアが死滅できているかを確認するために、内服後に一度再検査を行います。さらに、3~4週間後にもう一度クラミジアの菌を完全に死滅できたか確認するとなお良いです。


抗生剤の内服を開始して、症状が軽快したからと言って自己判断で中断してしまうと、クラミジアの菌が体内に残り再発をしてしまう可能性があるので、症状が治まっても処方分はきちんと内服するようにして下さい。

また、こちらのサイトでも非常に丁寧にクラミジア治療について解説されています。感染経路や男女での症状の違いについてより詳しく知りたい方はこちらの「クラミジアの感染経路と男女ごとの症状」も併せてご覧ください。

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