クラミジア治療薬のジスロマックってどんな薬?

1.ジスロマックとは

ジスロマックは有効成分にアジスロマイシンを含むマクロライド系の抗生物質です。性感染症から呼吸器感染症まで幅広く効果を発揮し、様々な場面で使用されています。
マクロライド系の抗生物質はアレルギー症状があらわれにくいので、ペニシリンアレルギーの方にも使用することができます。また、副作用症状もあらわれにくいことが特徴です。
アジスロマイシンは体内での効果時間も長く、副作用症状も少ないので、安心して使用して頂けます。

2.ジスロマックの適応症

ジスロマックが効果を発揮してくれる菌は、クラミジアや淋病などの性感染症・風邪・肺炎球菌・ブドウ球菌・レジオネラ菌です。
咽頭炎や扁桃炎・肺炎・気管支炎など呼吸器系の感染症から、尿道炎や子宮頚管炎などの泌尿器感染症、皮膚や耳鼻科・歯科などの感染症と様々な場面で使用されています。
この中でも、クラミジアや淋菌・マイコプラズマ肺炎などには第一選択薬としてよく使用されています。

3.ジスロマックの作用機序

ジスロマックは体内に侵入している細菌の活動を抑制します。高濃度のジスロマックを内服すると、殺菌作用も効果も発揮してくれます。殺菌作用だけでなく抗炎症作用もあるので、感染症によって引き起こされている炎症反応を改善してくれます。
また、ジスロマックは内服後、胃酸の影響を受けにくいので薬の効果を弱めることなく、高濃度のまま体内で作用してくれます。
しかし、様々な感染症に効果がある反面、使用される機会が多く、体内でジスロマックの耐性菌ができることもあるので、内服方法や使用方法には注意が必要です。

4.ジスロマックの内服方法
クラミジアに感染時、ジスロマック250㎎を4錠、1度にジスロマック1000㎎を内服します。もともと胃腸が弱く、下痢などの副作用症状が心配な方はジスロマック250㎎を2錠、3日間継続して内服するようにして下さい。
クラミジアはジスロマックを1000㎎内服すれば、クラミジアの原因菌であるクラミジア・トラコマチスを体内から完全に殺菌してくれます。感染後1度内服すれば、体内でのジスロマックの効果は1週間程度継続するので、1度の内服だけで充分効果を発揮してくれます。
ジスロマックを内服して、3~4週間後にもう一度クラミジアの菌が体内に残っていないか検査を実施して、その検査で陰性が出ればクラミジアは完治できているということなので、治療は終了となります。
内服方法はきちんと用法用量を守らなければ、体内で耐性菌を作る原因となります。症状が軽快しても体内で原因菌が死滅していない場合があるので、決められた量・決められた期間しっかり内服する用にしてください。

5.ジスロマックの副作用

ジスロマックの副作用症状として、あらわれやすいのは胃のムカつきや嘔吐、下痢・腹痛などの消化器症状ですが、これらの副作用症状は軽い症状で自然に軽快していきます。
他にも、めまいや意識障害、けいれんなどの症状があらわれることもあります。
まれに、皮膚に発疹や水膨れ、口腔内のただれ、目の充血などの症状があらわれる皮膚粘膜眼症候群といわれる重篤な皮膚疾患を発症する場合があります。
ジスロマックを内服後、身体に何か異常や気になる症状があらわれた場合は、これらの副作用症状を起こす可能性があるので、直ちに使用を中止し、医師に相談するようにして下さい。
ジスロマックは薬の作用時間が1週間程度と長いので、副作用症状があらわれる時期も内服直後ではなく、数日経過後のことがあるので注意するようにして下さい。

6.ジスロマックの使用禁忌

ジスロマックはペニシリン系の抗生物質などと比較してもアレルギー症状があらわれる可能性は低いですが、アレルギー症状があらわれる可能性があるので、もともとアレルギー体質の方は医師に相談するようにして下さい。
抗生物質の内服は肝臓や心臓に負担をかけてしまうので、重篤な肝臓病や心臓病などの持病がある場合は申し出るようにして下さい。また、内服中の薬がある方は飲み合わせを確認する必要があるので、事前に医師に伝えるようにしましょう。
ジスロマックを合内服するときに胃腸薬と一緒に内服すると、体内での薬の吸収率が悪くなり、薬の効果が十分に発揮されないことがあります。反対に、シクロスポリンなどの免疫抑制剤やワーファリンなどの抗血栓薬と一緒に内服すると、ジスロマックの作用が強くなってしまうことがあるので注意が必要です。

7.ジスロマックのジェネリック薬

ジスロマックのジェネリック薬として販売されているもので、代表的な薬はアジーです。アジーはジスロマックと同じ有効成分のアジスロマイシンを含んでいるので、適応症や使用方法はジスロマックと同じです。効果のあらわれ方もほとんど同じなので、安心して使用して頂けます。

アジーは250㎎・500㎎・1000㎎と異なる用量の薬が販売されているので、感染症や症状の程度によって細かく内服用量を調整することができます。また、アジーには錠剤タイプとシロップタイプの2種類の形状があります。

また、ジスロマックと比べてアジーは半額程度で販売されているため、経済的な負担も少なく済むのでオススメです。

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